切削条件


 

 

vc (m/min)​

fn (mm/r)                  ​

 

切削速度による影響 – vc(m/min)

切削速度は、被削材の硬度と同様に、工具寿命と消費動力に影響を及ぼす主な要因です。

  • 切削速度は工具寿命を決定する最大の要因
  • 動力Pc (kW)とトルクMc(Nm)に影響を及ぼす
  • 高い切削速度は高温を発生させ、特に外周コーナ部の逃げ面の摩耗が増える
  • 高い切削速度は、低炭素鋼などの柔らかく、切りくずが長くなる被削材の切りくず生成に有効
  • 切削速度が高すぎる場合:
    • 急速な逃げ面摩耗
    • 塑性変形
    • 穴品質の低下および穴公差の悪化
  • 切削速度が低すぎる場合:
    • 構成刃先
    • 切りくず排出の悪化
    • 加工時間が長くなる

送りによる影響 – fn(mm/r (in/r))

  • 切りくず生成、加工面品質、穴品質に影響を与える
  • 動力Pc(kW)とトルクMc(Nm)に影響を及ぼす
  • 高送りは送り分力Ff(N)に影響を及ぼすため、条件が不安定な場合に検討
  • 機械的および熱的応力の要因となることがある
    • 高送りのとき:
    • 切りくず処理が困難になる
    • 加工時間が短くなる
    • 工具の摩耗が減るが、ドリルが破損する危険性が増す
    • 穴品質の低下
  • 低送りのとき:
    • 切りくずが長く薄くなる
    • 品質の向上
    • 工具の摩耗が加速する
    • 加工時間が長くなる

薄肉/弱いワークの穴あけ加工を行う場合は、送り速度が低い状態で加工すること

​切削速度の影響 – vc (m/min)

切削速度 – 被削材の硬度とともに、工具寿命と消費動力に影響する重要な要因です。切削速度を上げると温度が上昇し、逃げ面摩耗が大きくなります。

  • 高切削速度は、低炭素鋼のように柔らかく、長い切りくずの出る被削材の切りくず生成に有効です。
  • 動力Pc (kW)とトルクMc (Nm)に影響します。

送り速度の影響 – fn(mm/r)

  • 加工面粗さに影響しますが、穴公差と真直度に影響することがあります。
  • 切りくず生成に影響します。
  • 高送りは切削時間が短く、穴あけ加工の接触距離が少ないことを意味しますが、ドリルやチップが破損するリスクが高くなります。
  • 加工状態が不安定な場合に検討される送り分力Ff (N)に影響します。
  • 動力Pc (kW)とトルクMc (Nm)に影響します。

 

薄肉または強度不足の加工物を穴あけ加工する場合、
1回転当たりの送り(fn)を低く維持する必要があります。