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精魂込めて

切削加工インサイド 2018-10-25 Anna McQueen Audrey Bardou

パリ南部郊外に位置する小さな町、レジュリスにある精密機械メーカーは、 製造戦略の方向転換を図り、新興オーディオメーカー向けに高音質ワイヤレススピーカー用の部品製造を始めた。Devialet(デビアレ)社のPhantomは、最も入手困難なスピーカーの1つで、「世界で一番美しい音」を再生できると謳われているものだ。

あらゆるモノは部品の総合体だ。それゆえ個々の品質が重要になる。高級スピーカーメーカーのデビアレ社は、自社スピーカーのウーファに使う2部構造のマグネットドライバの製造業者を探すにあたり、自社独自の生産スケジュールを統合し、厳しい仕様に対応できる会社を望んでいた。それが、Kirchheim-Grillot Industrie 社参入のきっかけだった。

Kirchheim-Grillot Industrie 社は、もともと小物機械部品の小ロット生産を行っていた。「これまで大量生産ビジネスに関わることは全くなかったので、この新しい量産事業は私たちにとってかなり大きな転換でした。」と、Kirchheim-Grillot Industrie 社長のクリストフ・キュサゲ氏は説明する。「私たちはこの新しいチャレンジへの取り組みに強い意欲を持っていましたが、それが容易ではないことも認識していました。プロジェクトの検討を開始したのが2016年で、その年末には調査を行い、12月にDMG森精機製の工作機械を発注しました。機械は2017年6月に納入、7月に設置されて、同年9月には生産開始の運びとなりました。」Kirchheim-Grillot Industrie社は、 この契約が同社の収益の25%を超えないという内容で、デビアレ社と同意した。

デビアレ社も、「100%メイド・イン・フランス」の最先端技術製品を提供するというミッションの一端として、Kirchheim-Grillot Industrie 社との共同作業を望んでいた。それまで中国で行われていた、これらの部品製造をKirchheim-Grillot Industrie 社が担うことにより、デビアレ社はゴールへと一歩近づくこととなった。

「ロジスティックスの立ち上げに6か月かかったため、私たちは多くのことを極めて短期間に習得し、想像力を大いに働かせなくてはなりませんでした。」と、生産部長のダニエル・ケルヴェラ氏は付け加える。「工作機械を入れるために工場の一部を改造する必要がありました。また、加工したての部品を保管する場所を作り、下請け会社が部品を集め、塗装を行ってから当社に戻し、その後、完成部品を適切に梱包・発送して、速やかにデビアレ社の生産ラインに送り込むまでの一連の物流経路を構築することも必要でした。この生産チェーンは私たちにとって新しい取り組みで、すべて学ばなくてはならないことばかりでした。」と、彼は言う。さらにKirchheim-Grillot Industrie 社は、日々排出される大量の切りくずを回収するための特別な廃棄物用コンテナを6つも注文しなくてはならなかった。コンテナ内の切りくずは、鋼製製品へのリサイクルを行う下請け会社によって毎日搬出され、Kirchheim-Grillot Industrie 社から回収される切りくずの量は毎週約9トンにも及ぶ。


この新しい生産ラインの円滑な導入に際して、最大の課題となったのは切りくず排出だった。「当初は標準の工作機械を使っていました。他社と同様、コストの管理は不可欠です。そこで私たちは、以前、非常に良い結果が得られたサンドビック・コロマント製の工具を選びました。」と、ダニエル・ケルヴェラ氏は説明する。「しかし私たちはすぐに、端面溝入れ加工での問題に直面しました。部品をわずか3個加工しただけで、切りくずがタレットの回転を妨げてしまうため、その都度、機械を停止して切りくずを取り除く必要があったのです。たった15分の加工時間で、5分の生産中断が発生する。これは許容できない状況でした。」

Kirchheim-Grillot Industrie 社は、サンドビック・コロマントの同社担当者であるローレン・ブロンドの元を再度訪れ、この問題を説明した。「Kirchheim-Grillot 社から実際にどれくらいのダウンタイムが発生しているかを伺った際、私たちが彼らの問題解決のサポートを行い、トラブルを修復して、スムーズな稼働を確保することの重要性の高さを認識しました。」と、彼は言う。「さもないと、プロジェクト全体が危機に瀕し、彼らが他社の工具を探さざるを得ない状況になってしまいます。ただ、このような問題に対処するための専門的な工具がちょうど開発中であることを知っていたので、私はサンドビック・コロマントの南ヨーロッパ地域担当プロダクトマネージャー、リオネル・ルグランと連絡を取り、何か解決策を見出せないかと模索しました。」

「ローレン・ブロンドが私に連絡をくれ、プロジェクトが危機に瀕しているが、サポートできないかと言ったのです。」と、リオネル・ルグランは回想する。「私たちは当時、安定性の高い端面溝入れ工具の新製品、CoroCut QFをテストしていましたが、この工具がまさにその状況に最適な解決策になると思われたので、早速着手しました。ツールパスは比較的短かいものの、より良好な切りくず処理を確保するためのルート設計を行うことで、オペレータが常時待機する必要がなくなり、工具交換も1日1回で済むようになりました。C10 はダクタイル鋳鉄材なので、非常に複雑な作業でした。CoroCut QF は内部クーラント仕様でもあるため、クーラントポンプの圧力が1日を通して低下するという、Kirchheim-Grillot Industrie 社が抱えていた別の問題も解決できました。」

「切削条件が適切ならば、加工プロセスが安定し、切りくず処理がきちんと制御されて加工時間も守られるため、1日中切削加工を行うことができます。これが彼らが得た成果です。」とリオネル・ルグランは語る。「私たちが最終的にこのソリューションを Kirchheim-Grillot Industrie 社に届けたのは、新製品の​CoroCut QF を正式に発売する6か月前でした。」

「どのプロジェクトにも、常に問題や改善すべき点があります。」と、クリストフ・キュサゲ氏は言う。「当社の場合は、大量かつ迅速な生産が必要でした。私たちはすべてを立ち上げ、稼働させるために、まさに切迫感を持って作業を進めていました。ただ、これは私たちにとって全く新しい取り組みだったので、工具に関しては何も見通しが立っていませんでした。工作機械関連では、サンドビック・コロマントが当社の最も規模の大きいサプライヤで、デビアレ社とのプロジェクトにおいては唯一のサプライヤです。彼らは常に現場にいてサポートを惜しまず、スウェーデンから数名のスタッフも派遣してくれました。私たちができればサンドビックの工具を使いたいと考えていたものの、もしうまくいかなかったら他社製品を選んでしまうだろうことも、彼らは理解していたのです。」

レジュリスでの生産準備が完全に整い、稼働が始まった現在、Kirchheim-Grillot Industrie 社は、Phantom スピーカー1台に2個ずつ使用される、2部構造の組み合わせ部品を年間60,000個生産している。同社は目下、デビアレ社製 Phantom スピーカーのツィーターとミッドレンジ用の別の部品製造も視野に入れており、今年末までには承認される予定だ。「中国のメーカーではとても提供できない高い柔軟性が、当社にはあります。」と、クリストフ・キュサゲ氏は説明する。

「これまで達成してきたことを、私たちは非常に誇りに思っています。」と、ダニエル・ケルヴェラ氏は言う。「私たちはサンドビック・コロマントのサポートを受けながら、抱えていた加工課題に対処し、サプライチェーン、ロジスティックスやその他あらゆるものを共にゼロから作り上げてきました。これこそがまさに真の達成でした。まず最初に納得してもらう必要があったのはデビアレ社でしたが、彼らは立ち上げの間ずっと、作業のために現場に常駐し、すべてが初めから確実にスムーズに進むように手助けしてくれました。もし私たちがクリスマスの繁忙期向けに部品供給を行うことができなかったら、両社の協力関係は成功しなかったでしょう。」

 

 

飛躍的な進歩/SiteCollectionImages/stories/Inside Manufacturing/IM_Gundrej_06.jpghttp://coromantadmin.prod.tibp.sandvik.com/ja-jp/mww/pages/im_godrej.aspx0x010100C568DB52D9D0A14D9B2FDCC96666E9F2007948130EC3DB064584E219954237AF3900FFEB28D1E96F42FE90C43C7046D97B7600BA664B82383473419579DAFAB4DD3B06飛躍的な進歩鋼材の難しい加工を伴う新規受注の課題に直面していたインドのある航空機部品製造メーカーは、サンドビック・コロマントが開発した新しい加工方法 PrimeTurning™ によって、生産性向上とサイクルタイムの短縮を実現することができた。Metalworking WorldInside metal cuttingIndia
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