Coromant Capto®は、3つのシステムを1つに統合したモジュラー式の工具クイックチェンジコンセプトです。
- クイックチェンジアダプターは段取り時間と工具交換時間を短縮し、機械稼働率を大幅に改善します。
- Coromant Captoを直接スピンドルに統合し、複合加工機や旋削加工の可能なマシニングセンタあるいは縦型旋盤における安定性と多様性を高めることができます。
- マシニングセンタ用のモジュラー式Coromant Captoには多様なエクステンションおよびリダクションアダプタがあり、長さやデザイン特性の異なるマシンインターフェース (SK、HSK、Big Plus) の工具の組付けが可能です。モジュラーシステムのため、納品までに時間のかかる高価な特殊工具は不要です。
工場全体で同じ工具を使用できるので、他にはない柔軟性、優れた剛性そして工具在庫量の最少化を実現します。
利点
- 広範なモジュラーシステムによる柔軟性
- 高い基本剛性と精度
- 工具在庫の最少化
- 段取り時間の短縮
特長
- トルク伝達率が高い
- 曲げ強度が高い
- クイックチェンジおよび自動工具交換
- 低圧においても加工安定性を確保する先進ノズルテクノロジー
- 工具を貫通して機械から刃先へとクーラントを送る高圧内部給油
- バランス調整と同心性
- セルフセンタリング

クイックチェンジモジュラーアダプタ
このアダプタはモジュラーツールアセンブリと工具側のクイックチェンジ機能を組み合わせることにより、段取り時間や工具交換時間を大幅に短縮し、ツーリングの高い柔軟性を実現します。

を使用して、工具履歴の追跡が可能
用途
Coromant Captoはあらゆる機種で使用可能:
- ターニングセンタ - クイックチェンジおよび高圧クーラント供給。
- 汎用機およびマシニングセンタ - 回転工具スピンドルインターフェース、モジュラーツーリングおよびクイックチェンジ。
- 6種類のサイズをご用意した柔軟性に富むCoromant Captoソリューションはあらゆるニーズを満たします:C3-C10、フランジ径 32、40、50、63、80および100。


Coromant Capto® DTH Plusによる回転工具ホルダの予測メンテナンス
デジタル技術により、回転工具ホルダは点検・修理の必要性に関するデータを供給することができ、それによって工具を最大限に活かすことができます。詳細はこちら
以下のような場合に、Coromant Captoが役立ちます
- 生産変更時、およびゲージ長さの変更を伴うサイズの異なる部品の加工。
- ターニングセンタでの小~中程度の加工数量の生産。
- 旋削工具と回転工具の双方を備えた複合加工機での加工。
- テーパサイズやタイプが異なる複数の機械でホルダを使用したいとき。旋盤およびマシニングセンタでの様々な加工に対して1つのシステムで十分に対応します。
- 加工が複雑なため多くの特殊工具を必要とするとき。
- 工具在庫を減らしたい場合。

クイックチェンジクランピングユニットは、段取り時間と工具交換時間を大幅に短縮し、機械稼働率を最大化します。
ほとんどの工作機械メーカーは、Coromant Captoシステムを備えた機械を提供しています。
詳しい情報と図面は、Coromant Captoパートナーポータルでご覧いただけます。
モジュラーソリューション
モジュラーツーリングシステムは、標準品を使用して、特定の加工用の最適なカスタマイズされたアセンブリを構築することを可能にします。比較的少量の在庫品で膨大な数の組み合わせができ、機械インターフェースに関係なく、共通のツーリングシステムを工場全体で使用することができます。 モジュラーシステムインターフェースは中間インターフェースで、マシンインターフェースとシャンクまたはチップの間に取り付けるものです。加工条件と機械により、モジュラーシステムインターフェースに求められる要件は様々です。 Coromant... chevron_right
機械稼働率を最大にする新しいコネクテッド回転工具ホルダソリューション
Coromant Capto DTH Plusソフトウェアの使用 金属加工ソリューションの開発と供給をリードするサンドビック・コロマントは、ツールホルダの破損を回避して装置の点検・修理時間を最適なものにする、という多くの加工業者にとって一般的な課題を解決するための新製品を導入します。予定されたメンテナンススケジュールに従わずに、コストの増大につながる装置の損傷の危険がある環境でツールホルダを作動させると、加工エラーや生産の計画外の停止といった結果を招きます。 サンドビック・コロマントのCoromant... chevron_right
機械別クランプホルダ— MACU
ツールホルダプログラム 以下のクランプホルダおよびドリブンツールホルダは、各機械専用のボルトパターン付きで、特定のタレットインターフェースに適合するように設計されています。 クイックチェンジによって、測定、セットアップ、工具交換に要する時間が短縮され、機械稼働率が向上します。スルークーラント供給は改良されたカッティングヘッドによる機械のフル稼働を確実なものにし、クーラントを勢いよく噴出させて切りくずを処理します。 用途 旋削加工... chevron_right
CoroBore® BC
1つのカスタマイズ工具で最大4種類の加工を選択可能、加工当たりの切れ刃は2枚まで。 径範囲: 25‒200 mm (0.984‒7.87 inch) 最大工具長: 400... chevron_right